クラシックギター弦の張り替え方を紹介します。受講スタート直後は講師が弦を張り替えます。2〜3度目位からは自分でも挑戦してみましょう。

▼ダダリオ「プロアルテ」です(旧パッケージ)。精度の高い音程、プレーンな音色で、癖がありません。この他様々なメーカーがあります。「ハナバッハ」「サバレス」「オーガスチン」等のメーカーが有名です。それぞれ特色があり、楽器や演奏者との相性があります。相談しましょう。
▼張力(テンション)にも種類があります。左から「ライト」「ノーマル」「ハード」。特別なこだわりがなければノーマルテンションがよいでしょう。左指押弦が辛い人はライト、音に張りを出したい人はハードを選ぶ傾向にあります。

▼プロアルテの「エコパック」には一袋に1〜6弦がまとめて入っています。メーカーや商品により個装の場合があります。生徒の皆さんには、1〜6弦まとめて張り替えることをおすすめします。
▼各弦に弦番号のタグが付いている場合は、はずします。

▼古くなった弦を全てはずします。糸巻き(ペグ)をゆるめ、穴から弦を抜きます。
▼この時、画像のような「ペグワインダー」(数百円〜)があると便利です。なくても構いません。
▼どちらの方向に回すと緩められますか?

▼ブリッジ側。ほどいて穴から抜きます。
▼表面板に張り付いている板を「ブリッジ」といいます。象牙・牛骨・樹脂などでできた細い棒は「サドル」です。

▼弦を取り外したら、掃除のチャンスです。クロス(楽器専用布またはやわらかい布)で拭きましょう。
▼指板やネック・側板・背板・ヘッドも手入れしましょう。
▼楽器に適したクリーナーやワックスを使ってもよいでしょう。なくても構いません。
▼ナット(ヘッド側の、溝が切ってある白い棒)やサドルが取れることがありますが心配要りません。付いていた時と同じ方向に装着して下さい。

▼弦は、外側から内側に向かって取り付けるとよいでしょう(例:1→2→3弦、6→5→4弦)。ここでは、1弦から取り付けます。
▼穴に通します。

▼先端をひねって…

▼輪に通して…

▼もう2回、合計3回輪に通して…

▼先端をブリッジ側面に固定しながらもう一方の先端(ヘッド側)引っ張り、留めます。これでブリッジ側は完成。

▼次はヘッド側。弦をローラー(穴の開いた白い部分)の穴の上から下へ通します。

▼先端をひねって…

▼2〜3度ひねります。ひねったら、弦をしっかり引っ張って、指板上にたわみがないようにします。ゆるゆるの状態から巻き始めると、伸びしろが多く、音程の安定に時間がかかります。

▼巻きます。巻く方向を間違えないように。
▼1弦は、穴の外側に巻いていきます。
▼「かた結び」する人もいますが、図のようにして取れてしまうことはないし音程も問題ありませんので、私はこのようにしています。

▼ブリッジ側。2弦は1弦と同じ留め方です。

▼ブリッジ側の3〜6弦はこのように留めます。1〜2弦との違いに注目して下さい。
▼3〜6弦も1〜2弦のようにねじる留め方もあります。弦の太さや音質の違いなどにもよりますので、何度か経験しながら決めるとよいでしょう。

▼1弦が穴の外側に向かって巻いたのに対し、2弦・3弦は、穴の内側に向かって巻いていきます。これで高音側は終わりです。

▼次は低音弦。6弦から張ります。
▼メーカーや商品により、低音弦の両端に差があります。一方は固く(右)、一方は巻きがあまく柔らかい状態(左)。しっかり結びつけるために、固い方をブリッジ側に留めることをおすすめします。

▼ブリッジ側の先端は、画像にように1cm程を曲げてクセ付けしておきます。

▼クセ付けした側を穴に通して…

▼輪を作って…

▼クセ付け部を角に当て、側面に弦を留め、しっかり引っ張ります。

▼これはNG。上面に留めるとすぐ取れてしまいます。

▼ヘッド側です。弦を穴の上から下へ通します。

▼2〜3度ひねって、巻きます。巻く方向を間違えないように。
▼やはり、弦をしっかり引っ張って、指板上にたわみのないようにします。

▼1・6弦は穴の外側に、2〜5弦は穴の内側に向かって巻いていきます。これで弦は互いに干渉しません。
▼調弦し、1日後に全弦ほどいて(!)伸びた分をひっぱって締め直すと弦の安定が早くなります。あんまりぐるぐる巻き付けるのはよくありません。
▼余った弦は雑音の原因となる場合があるので切ってしまいましょう。

▼再びブリッジ側。結わえた輪の部分を、なるべく詰めておきましょう。伸びしろを減らすためです。

▼ヘッド側完成図。

▼ブリッジ側完成図。

これで終わりです。何回かやれば慣れます。出来上がったらレッスン時に見せて下さいね。

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